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外国人材の職場定着を図る - 株式会社TOHOWORK

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外国人材の職場定着を図る

カテゴリ: コラム 公開日:2019年10月15日(火)

こんにちは。

 

外国人人材紹介サービス

(株)TOHOWORKの和田です。

 

先週末の台風19号は各地に甚大な被害をもたらしたとニュースや新聞などで知りました。

私が住んでいる所では一時、風と雨が強くなったものの15号に比べると大きな被害もなく杞憂に終わったのかとさえ思いましたが、

都内でも浸水の被害があったことを知り、驚きを隠せませんでした。

今は至る所に外国人も多くいるため、今後、登録支援機関としても幅広く活動していこうと考えている弊社としても 真剣に向き合わなければならない課題となっています。

 

 

 

 【会社データ】

社名:Mホテル

従業員数:262名(正社員、契約社員:172名、アルバイト:90名)

外国人材の在籍数:20名

年商:29億6700万円

所在地:沖縄県名護市

勤務時間:7:00~23:00シフト制(実働7.5時間)

業種/具体的な取り扱いサービス:ホテル業

 

 

 

 

都会の留学生は定着しにくい

 

ホテル業界を志望してくる外国人材の動機は大きく分けて2つあります。

ひとつは、もともとホテルを希望して留学していたり、接客現場でアルバイトをした結果、接客の仕事がしたいと考えるようになったパターン。

もうひとつは、日本で働きたいという思いを持って来日し、専門学校卒の最初の就職口として選択しやすいホテル業界で、就労ビザを確保する「とりあえず就職」パターンです。

「もっと高度な通訳翻訳が必要な業界だと、母国の大学を卒業して3年以上勤務経験などの条件を満たさないとビザが下りません。ですがホテルだと、語学を活かしたフロントでの通訳翻訳業務は許可されます。業界的に人手不足ということもあり、日本で就職する入口としては入りやすく、逆に言えば利用される可能性も高いという実情があります」。

不用意な退職を防ぐために採用の際は、以前のコラムでも記述した「心」の部分を持ち合わせているか、当社への志望意識が高いか、などのハードルを設けているとO氏は言います。

基本的には国内の留学生を対象とする新卒採用と、他社で経験を積んでいる中途採用を行い、年間で1~2名ずつ外国人材を採用しています。

沖縄県の学校に通い、沖縄の土地に慣れている人が中心です。

なぜなら、名護市は県庁所在地の那覇市から少し離れた地域。

電車があって、近くにお店がたくさんあるのが当たり前の都市部とは大きく異なる環境なので、なかなか人材が定着しにくいのです。

そのため沖縄在住で、このエリアの特徴を知った上で死亡してくる人材が採用されやすい傾向にあります。

入社後の研修では、ホテルのフロントとしての基本業務に加え、日本文化の理解も十分に行います。

国によっても、個人によっても、日本への理解度はまちまちのため、共通認識のベースをつくる必要があります。

日本人スタッフも同様に、外国人のお客様に対応する際に気を付ける政治的、宗教的なタブーや、国の文化など、最低限の知識は持っておかなければなりません。

「一度、何語が話せるかをお客様にすぐにわかるように、国旗のピンバッチを用意したのですが、自国の国旗ではないピンバッチはつけたくないと言われてしまったことがありました。

国と国の情勢的な部分は私たち日本人も理解していないとトラブルを招くな、というのを実感しました」と話すように、理解不足で不用意な問題を起こさないためにも、各国の事情の理解は進めておいたほうがいいでしょう。

外国人材の入社で、日本人にもプラスの影響が出ています。

インドネシアのスタッフが同期の社員を寮に誘い、一緒にインドネシア式カレーを手で食べるといった、業務以外の交流も生まれています。

それを通して、他国の文化を楽しく知り、身近に感じられる機会となりますし、スタッフ同士の仲間意識も形成されて定着率がより高まります。

O氏いわく、採用している人材の日本語水準は低くてN3。

ポテンシャルを見込んで採用し、勉強することを条件にしているので、研修なども日本人とほぼすべて同じ内容をこなします。

気を付けるのは、「聞き取りやすいように少しゆっくり話す」という点だけです。

採用時点で日本語力が高くなくても、研修や日本人との交流を通して、徐々に日本語力は向上し、職場になじめる。

これはあらゆる企業に当てはまるのではないでしょうか。

 

 

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