外国人が日本人を見て学べる点
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
株式会社TOHOWORKの和田です。
3連休を利用して以前ベトナムで日本語教師をしていた時に教えていた生徒たちに会いに名古屋へ行ってきました。
そこで偶然、これまた6年前に教えていた生徒に再開することができてとても懐かしい気持ちにさせてもらいました。
この仕事をしているとベトナム人とのネットワークも広がり、人と人とのつながりを肌で感じることができます。
今後も特定技能の登録支援機関として様々な支援を行っていきますので、ますますつながりは太く濃いものになりそうです。
ケース1 |
仕事でもプライベートでも相手を安心させる 約束を守る意識が高い |
ケース2 |
目の前の利益を取らずに先を見据える 将来性や長期的な関係を重視する |
ケース3 |
「あの人のせいで」という言葉が少ない職場 誰かを責めるのではなく、原因を分析する |
ケース4 |
面倒だけど、人を傷つけないようにするのは素晴らしい トラブルを未然に防ぐ話し方 |
|日本人の気遣いが外国人材の心を打つ
外国人材はそもそも日本に好意を持って来日していることが多く、日本人の行動にも多くの学びを得ています。
まず、小さな約束でもきっちりと守ろうとする意識は、相手を安心させると言います。
また、その人の将来性を考えて採用し育成する企業文化や、お客様との長期的な関係を重視した接客なども外国人材にとって新鮮です。
何か問題が起きたときに、他責にせずに自分事として原因を考え、人を傷つけないように曖昧な表現で話すなども、日本人の気遣いを感じられる場面です。
仕事上でははっきり言わないと弊害が起こりますが、人間関係を円滑にするためには有用だと感じているようです。
|傾向と対策
約束を守る意識が高いというのは、仕事でもプライベートでも同様。
メールの返信をいつまでにする、お店で買い物をしたときに、入荷のタイミングを約束通りに知らせてくれるなど、小さな約束もきちんと守る点に外国人材は安心感を抱いています。
ケース2は、長期的に関係を築いていこうとする文化。
最近では即戦力採用で、スキル面を最重視する企業もありますが、基本的に日本企業は、人間性や人柄、伸びしろがあるかどうかなどを総合的に判断して採用を行います。
また、「お客さんとして靴の修理をしにお店に行ったら、水を出してくれたり、手入れの方法を教えてくれたり、修理代には含まれないサービスを提供してくれて感動した」という外国人材の声もありました。
お客様の立場に立って、目先の利益よりも、長く関係を続けていこうとするおもてなしの姿勢に魅力を感じているのです。
ケース3は問題が起きたときの対応方法についてです。
「自分は悪くない」「〇〇さんの責任だ」など、なすりつけ合いをするのではなく、「なぜ問題が起きたのか」を冷静に見つめるところは、外国人材の大きな学びとなっています。
「曖昧な指示はしなように」とたびたび伝えてきましたが、人間関係での曖昧な表現は魅力に映るという一面もあります。
ですが、あくまで業務上は明確な指示やコミュニケーションを心掛けましょう。