外国人雇用における企業サポート
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
|「定期券って何ですか?」「どうすれば銀行口座をつくれますか?」
ビザ以外の手続きについては、社会保険の加入や賃金計算、交通費支給の手続きなど、日本人と外国人とでほぼ違いはありません。
現地採用の外国人材は、住居探しなどに困る場合があるので、会社がサポートに入ることを推奨します。
本社での研修後に地方配属になるなどの場合は、本社研修中は社宅などを会社側で手配し、配属後の住まい探しにも同行するといったフォローが必要です。
東京の場合、家賃を抑え、日本での生活に慣れる意味も含めて、シェアハウスを選ぶ外国人材も多数います。
勤務地によって、どの地域が通勤に便利なのか、家賃は手ごろなのか、などは会社側でもある程度把握しておきましょう。
また、出身国が同じ人が多数集まり、コミュニティ化している地域などもあるので、適宜リサーチすることが大切です。
入社時に会社がサポートする流れとしては、住居を探し、住民登録をする、銀行の口座を開設する、携帯電話の契約をするなどが一般的です。
住民登録の方法も、母国とは勝手が違いますので、右も左もわかりません。
書類の書き方や役所での申請方法まで細かく伝えておきましょう。
銀行は、企業として取引のある銀行を紹介するのがスムーズです。
在職証明書などが必要になるため、それを渡す際に開設方法を細かく教えていきます。
携帯電話、スマートフォンの契約は、外国人材にとってシビアです。
大手の通信キャリアで契約しようとした場合、ビザの期限や口座の有無を厳しくチェックされます。
基本的に端末は、2年間での分割月額支払いとなることが多いので、ビザの期限が短かったり、銀行口座を持っていなかったりすると、支払い能力がないと判断され、端末料金の一括支払いを求められます。
その点も理解した上でサポートしなければなりません。
新卒採用と現地採用の人材は、日本社会で常識とされていることを全く知らない場合が多くあります。
たとえば、通勤の際に使う定期券。
その存在すら知らない外国人材は想像以上に多くいます。
そういう人材には、「定期券とは何か」「交通費とは何か」「交通費の支給方法」「定期券の買い方」など、手取り足取り教えなければなりません。
さらに、「電車の乗り方」「乗り換えの仕方」なども一から確認しておくことも必要です。
他にも生活のルールとして、ごみの捨て方、分別の仕方の指導は確実に必要です。
また、仕事の際でも化粧をする習慣がない国があるので、化粧の仕方なども必要に応じて対応しなくてはなりません。
オフィスウェアの着こなしなども、日本と外国とでは大きく違います。
スーツの上下が違う、スカートなのにストッキングを履いていない、スニーカーやサンダルで出社する・・・。
日本では最低限押さえるべきとされていることも、外国人材にとっては常識ではないのです。
会社としては、服装の指示は、色の指定などまで細かく明確にしたほうがいいでしょう。
一番理解しやすいのは、写真を見せて「このスタイルで来てください」という指示です。
特に入社直後、会社に慣れるまでは、服装や身だしなみは徹底させましょう。