外国人労働者との人間関係・コミュニケーション その3
こんにちは。
外国人人材紹介サービス
(株)TOHOWORKの和田です。
ここ最近はニュースなど特定技能に関する記事を見かけなくなりました。
登録支援機関に関する法務省のお知らせも落ち着いてきたように感じます。
しかし、弊社へはほぼ毎日特定技能がらみの営業の電話やお問い合わせが寄せられています。
これまで人手不足が深刻だったのにも関わらず外国人雇用が難しかった業種で特定技能を活用できるとなるとかなり期待していたのではないかと容易に想像できます。
しかし、法整備や政策の方針がしっかりと定まっていないままのスタートだったため、なかなか進んでいないのが現状のようですね。
早く皆さんに特定技能のことについてしっかりとご紹介ができるよう弊社も準備を整えていきたいと思っています。
さて、それでは今日のテーマです。
今日も昨日に引き続き「コミュニケーションと人間関係」についてご紹介いたします。
外国人を雇用すると様々なトラブルが多かれ少なかれ起こります。
少しでもトラブル回避になればと思いますので、ご一読いただければ幸いです。
|仕事のすすめ方
外国にはその国の価値判断、行動の基準があり、それらを反映したその国の業務の実施方法、スピードがあります。
「日本ではこのようにやっているのだから、この通りやりなさい」とストレートに相手に押し付けることは、その外国人の処理能力、スピードに適合しない場合もあるし、同時に反発を招く結果となります。
原則的には、適切な実施方法をその外国人と十分話し合って決めるべきです。
|人間関係はドライに
日本人同士は、一度親しくなるとお互いの一線、垣根を全く外して付き合います。
しかし、外国人社員との人間関係は、ある程度ドライに、またはっきりけじめをつけたものとするほうが、長期的には円滑な人間関係を築くことができると思われます。
|不満・対立の解消方法の違い
日本人の場合、多くは不満や嫌なことがあっても言わず、我慢してニコニコしています。
そしてどうにも耐えられなくなると一気に爆発させます。
忠臣蔵は日本人のそのような一面を端的に表しているといわれています。
これに対して外国人の多くは、その時々に主張したり、対立したりして発散し、解消します。
対立も日本人同士の場合には、多くの仲裁者が間に立ち、対立点を明確にしないであいまいな形で終わらせる不完全燃焼型です。
外国人同士の場合は、出身地、各個人の性格等にもよりますが、あいまいな形では収まらず、双方が言いたいだけ言い合い、対立します。
しかし、へたに中途で抑えず、ある程度感情を昇華させ、収まるまで口論させたほうがよいようです。
|外国語になじもう
以上、種々述べてきましたが、これらは日本人と外国人が共通の言語で会話し、意思疎通することができて初めて実現可能となります。
そのために必要となる語学力の水準は、相手の外国人の日本語能力、職務の内容などによっても異なりますが、いずれにしても外国語の習得、レベルアップに心掛けたいものです。